第10回下北沢映画祭コンペティションノミネート作品決定!

このたび、映画祭のメインプログラムとなるコンペティションノミネート作品を発表いたします。
応募総数253作品の中から12名のスタッフによる一次審査、二次審査を経て全10作品をノミネートいたしました。
作品をご応募いただいたすべての製作者の皆様に心より感謝申し上げます。


第10回下北沢映画祭コンペティション ノミネート作品
※エントリー順


『最期の星』
(監督:小川紗良/27分17秒)

高校に入ったばかりの琴子は、毎日を退屈に過ごしている。
そんな琴子の後ろは、闘病中の瀬戸幸さんの席。
みんな、まだ誰も会ったことのない彼女のことを”さっちゃん”と呼んでいる。
ある日、琴子の目の前に謎の少女が現れて、退屈だった日々を変えていく。あなたは、だれ?

 


『くゆるひ』
(監督:宮原周平/22分30秒)
30歳を過ぎ売れない俳優を続けていた笹原は、
昔鬼才と呼ばれていた、喜多村監督の新作に抜擢される。
倉庫内に1ヶ月近く軟禁されながらの理不尽で横暴な喜多村の指導に
やがて身も心も崩壊していく笹原。
それでも、なんとか食らいついて徐々に“ナカムラ”という役をものにしていったかに見えたが…。

 


『はりこみ』
(監督:板垣雄亮/28分10秒)
住宅街で重要参考人を張り込む刑事たちの雑談を中心に人間関係を描く会話劇。
年代・役職を異にする刑事たちが繰り広げる様々な会話のなか、
期待を裏切る結末は新たな事件の予感を誘う。

 


『声』
(監督:串田壮史/10分00秒)
寂しい男の部屋の壁に、ある日、女の影が浮かび上がる。
男は光と影に心を奪われてゆく。

 


『チョンティチャ』
(監督:福田芽衣/40分)
ミャンマー人とタイ人のハーフとして日本に生まれたチョンティチャは、
自らの生い立ち、居場所、名前、生活に違和感を覚えながらも、
心に無駄な波風を立てぬよう、日々をやり過ごしていたのだが…。
いつもより少し煩い、16度目の夏。

 


『モフモフィクション』
(監督:今津良樹/6分40秒)
最近、ますます日常で目にすることも多くなってきた、
愛くるしくて体はふわふわ、不思議な魅力を持つ、もふもふ動物たちを紹介します。

 


『ある日本の絵描き少年』
(監督:川尻将由/20分16秒)
ある日本の漫画家を目指す少年の半生を、
少年の絵柄の成長とともに映像表現を変えて語るアニメーション作品。

 


『ウーマンウーマン』
(監督:近藤啓介/29分)
世界中をリアカーを引きながら歩き続ける冒険家の女が、可愛いが命の女子大生に出会う。
そして、冒険家の中の女子大生に対するいら立ちが募っていく。

 


『すみっこのこ』
(監督:浅野陽子/04分06秒)
みんな飛んでいってしまえばいいのに―。
学校嫌いの少女は、教室の隅で想像世界を膨らませていく。

 


『からっぽ』
(監督:野村奈央/52分30秒)
一週間365日朝昼晩と、数十個ものアルバイトをローテーションする
超フリーター、渡良瀬まち(23)は、
自分をモデルに絵を描きたいという引きこもりがちの画家、岡崎由人(19)との出会いをきっかけに、
ほんとうの自分のようなものを見つけたはずだった。


今年は全10作品を期間中上映し、最終日28日に審査員によるグランプリと準グランプリのほか、観客の皆様の投票による観客賞、日本映画専門チャンネル賞が決定! 授賞式後は審査員とノミネート監督全員によるトークセッション、グランプリ上映を行います。タイムテーブルは9月に発表いたします。

 

ゲスト審査員は大九明子監督に決定!

 


おおくあきこ●1968年生まれ、神奈川県出身。
明治大学経済学部卒業後、芸人養成学校スクールJCAの第1期生となり、
数々のバラエティ、ライブに出演の後、制作者サイドを目指し、映画美学校の第1期生となる。
在学中の99年、初監督&脚本作品『意外と死なない』でデビュー。
『恋するマドリ』(’07)で劇場長編デビュー。
17年、監督・脚本を手がけた、綿矢りさ原作の『勝手にふるえてろ』が大ヒットを記録し、
東京国際映画祭コンペティション部門で観客賞を受賞するなど注目を集めた。
19年、『美人が婚活してみたら』が公開待機中。

 

【大九明子監督コメント】

下北沢映画祭の審査員とはなんと光栄なことでしょう。
私と下北沢…映画監督になる人が自主映画をいっぱい作っているであろう大学時代、
私はまだ撮ることなど考えもせず下北沢の小さな舞台でコントしたりしていました。
身を守る武器のようにカメラを携え、撮り始めた時は既に30歳目前。
年齢不詳のこの街で、年齢不詳の映画に出会えるのをたのしみにしております。


青山シアターで過去のノミネート作品を限定配信!
映画配給会社ギャガが運営する動画配信サイト「青山シアター」。

「青山シアター」とは、PCやスマートフォンで、いつでも、どこでも、
自由に映画を楽しむことができる映画ファンのための新しいオンラインシアターのこと。

9/28(金)より、青山シアターにて「2014-2017年 セレクション配信」、
10/28(金)より「2018年コンペティション作品セット」を配信!
ラインナップ、料金などの詳細はこちら https://aoyama-theater.jp