26日2つ目のプログラムは、『時効警察』『インスタント沼』でおなじみの三木
聡監督のトークショー。 聞き手に映画評論家の轟夕起夫氏を招き、『インスタント沼』の制作秘話など、三木作品の源泉に迫りました。
まずは、三木監督と下北沢とのつながりについて伺うと、「シティーボーイズの
舞台をしていた時に、俳優の温水さんと"ぶーふーうー"というお店で話しをして
いた」と、 なじみだった店の名前まで飛び出しました。
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テレビ番組や舞台を中心に活動していた監督が、映画を撮るようになったきっか
けを伺うと、「まだインディペンデントな映像作品が出る前だったので、 映画でもそろそろ、バカバカしいことをやってもいいんじゃないかと思った」と、"
バカバカしさ"を追求する監督らしい言葉で語ってくれました。映画界に新しい風を吹き込む三木作品ですが、 「映画の歴史はまだ100年で、絵画史でいうとこ
ろのアルタミラ洞窟。 印象派までに何千年もかかるから、いろんな表現方法を試してみる自由度が、映画にはまだまだある」とのこと。今後どんな映画で楽し
ませてくれるのか楽しみです。
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中盤は、『インスタント沼』の制作中に撮影した写真をもとに、制作秘話を伺い
ました。「脱力系」と称される三木作品ですが、 撮影現場は「非・脱力系」。
映画監督になりたい若者に「とにかく最初から最後まで作りきって、お客さんに
見てもらうところまでやることが重要です」と アドバイスを送る場面も。映画
のディティールにもこだわる監督は、主人公が愛飲するマグカップのスプーン選
びまで気を抜かないとか。 「美術班が持ってきた中で、一番バカバカしいから
キリンにした。"家の前で死んでいて嫌な動物ベスト10"にキリンが入っていまし
たから(笑)」と、 "小ネタ"を挟んだトークで、会場には笑いの渦が度々起こっ
ていました。
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最後は、サプライズ企画として、監督をよく知る方からビデオレターを上映。仕
事で一緒になった方が偶然同級生だったという事で、 バンドを演奏する高校生
の三木監督の映像まで上映しました。トークの中に散りばめられた独特の笑いの
センスを感じさせる、三木聡ワールドに染まった1時間半となりました。
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(下北沢映画祭運営委員会・田中)
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<トークショーゲスト>
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<三木聡監督プロフィール>
1961年生まれ。横浜市出身。『トリビアの泉』ほかバラエティ番組の構成を手がける一方で、シティボーイズのライブで作・演出を務める。
近年ではドラマ『時効警察』シリーズ。映画は『亀は意外と速く泳ぐ』(2005)『イン・ザ・プール』(2005)
『ダメジン』(2006) 『図鑑に載ってない虫』(2007)
『転々』(2007)など、監督作品を精力的に発表。
最新作『インスタント沼』(麻生久美子・加瀬亮・主演)が全国をロードショー中。 |
<轟 夕起夫氏プロフィール>
文筆稼業。著書に「映画監督になる15の方法」(洋泉社)、「轟夕起夫の映画あばれ火祭り」(河出書房新社)、
共著に「三池崇史の仕事1991-2003」(太田出版)、編著に「清/順/映/画」(ワイズ出版)など
イベント概要
7月26日 12:30~(開場:12:10) 「時効警察」「インスタント沼」の三木聡監督トークショー
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入場料:前売700円 当日900円
会場:北沢タウンホール2F メインホール |