第1回下北沢映画祭 プログラムD コンペティション部門

「第1回下北沢映画祭」最後のプログラムは、映画祭のメインとなるコンペティ
ション部門でした。 ノミネート作品は、「既成概念にとらわれない」をキー
ワードに実写・アニメ・CGなどジャンルにとらわれずに集まった220の作品の中
から厳選された6作品、 また、プレイベント「下北沢映画祭0.7」で本祭へのノ
ミネート作品として選出された3作品です。 これら作品からグランプリを選出す
る豪華審査員には、三木聡監督、御法川修監督、大槻貴宏氏(トリウッド代
表)、轟夕起夫氏(映画評論家) をお迎えいたしました


プログラムでは、まずノミネートの全9作品をご覧頂き、作品上映後には各作品
の監督・代表者による舞台挨拶も行いました。 各監督からの挨拶は作品に対する熱い想いを感じられるものとなりました。

全作品の上映後、約20分ほどの審査を経て、受賞作品の発表へと移りました。
見事、準グランプリ作品を受賞したのは、『Hansel's Moon Town(中平悠里監督)』『M.O.K(柴田哲平監督)』の2作品。 そして記念すべき第1回下北沢映画
祭のグランプリを受賞したのは『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった(植草航監督)』でした

作品の総評について、三木監督は「全体を通じてこじんまりとした作品が多かっ
た。 “何だか知らないけど面白い作品”が提供されると嬉しい」とお話されま
した。
また、作品を世に出す必要性についても言及され、「完成度の高い作品を作って
いる方もいるが、 自分の作品を誰かに見てもらえるように行動して欲しい(御
法川監督)」「映画を作ることはできている。待たないで次にどうするかを考え
て欲しい(大槻氏)」と 指摘いただきました。

受賞監督の方々からは「これを機に2作目を頑張って作っていきたい(中平監
督)」「これを励みに次回作も頑張ります(柴田監督)」と 喜びのコメントを
頂きましたが、最後に轟氏から「選ばれなかった人こそ継続して続けていって欲
しい」と激励のメッセージをいただけました。 制作者の皆さん、是非「第2回下
北沢映画祭」へ作品をご出品いただければ幸いです!

(下北沢映画祭運営委員
会・鳥羽田)

<ノミネート作品>

<グランプリ>
「向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった」 植草航 監督

5分21秒 2009年2月20日

こんな日が来るといいな・・・と思い、『一瞬を追う』というテーマでこの作品を制作しました。



<準グランプリ>
「M.O.K」柴田哲平 監督

(下北沢映画祭0.7 御法川監督推薦作品) 8分40秒 2008年7月
この世で一番恐いものとは一体何なのか。彼らは何に喜び、何に戸惑い、何に従ったのか。全ての答えはコンビニ強盗の覆面の下に。



<準グランプリ>
「Hansel's Moon Town」
中平悠里 監督


12分43秒 2009年3月9日
戦争によって裂けられ廃退した街で家族は飢えに苦しみ、そして愛する者のために命を捧げる。ある日おじいさんは孫のハンセルに月に帰ると言う。
実写とCGアニメ―ションを組み合わせた作品。



「蟻」中村智道 監督
11分00秒 2008年10月10日

得体の知れない大きな力と、その中で生きるものを独自の表現で表した作品。それぞれのシンボリックなものは精神の状態、もしくは言語化できない不可解な状況を表している。



「鍵穴」渡辺裕一郎 監督

(下北沢映画祭0.7 観客推薦作品)
30分00秒 2008年6月

売れない役者の公輔は家の鍵をなくしてしまい、同棲相手の早紀が海外出張から帰るまで部屋に入れずに、親友、古谷の家に転がり込んでいた。



「奴との遭遇」澤田裕太郎 監督

8分45秒 2009年2月20日

地球を滅ぼすために怪獣がやってきましたが、すでに地球が滅んでいたのでどうしようかという世紀末人形アニメーション。



「シェルター」倉田愛実 監督

13分10秒 2007年1月8日

人間と、人間以外の生物との共存をテーマにした
手描きアニメーション。



「へなこ」青木克齊 監督

(下北沢映画祭0.7 ヴィレッジヴァンガード下北沢店花田様推薦作品)

18分00秒 2005年3月

「下を向く」癖を持つひなこはある日ペットショップで”頂天眼”という金魚と出会う。頂天眼との暮らしの中、それまでの生活に小さな変化が起きて、



「憂鬱ろけっと」坂下雄一郎 監督

23分 2008年12月10日

女子高生は、田舎を憎み、ロケットを愛した。



<審査員>

<三木聡監督プロフィール>

1961年生まれ。横浜市出身。『トリビアの泉』ほかバラエティ番組の構成を手がける一方で、シティボーイズのライブで作・演出を務める。
近年ではドラマ『時効警察』シリーズ。映画は『亀は意外と速く泳ぐ』(2005)『イン・ザ・プール』(2005)
『ダメジン』(2006) 『図鑑に載ってない虫』(2007)
『転々』(2007)など、監督作品を精力的に発表。
最新作『インスタント沼』(麻生久美子・加瀬亮・主演)が全国をロードショー中。


<御法川修監督プロフィール>

1972年、静岡県下田市生まれ。助監督として映画界入り。多くの監督の下で肉体的に映画を学ぶ。

監督デビュー作『世界はときどき美しい』(2006)は、
第19回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門に出品される。アート・ドキュメンタリー映画
『色彩の記憶』(2008)は、ゆふいん文化・記録映画祭が創設した
第一回松川賞を受賞。劇映画とドキュメンタリーの双方で最新作の公開が控えている。


<大槻貴宏氏プロフィール>

1999年12月、短編専門の映画館「トリウッド」を開館。新海誠監督、
野口照夫監督、山田広野(活弁映画監督)、深川栄洋監督、吉田恵輔監督等を輩出し、
トリウッドは新人作家の登龍門となっている。2003年5月からは映画館「ポレポレ東中
野」
の支配人(プロデューサー)も務める。作品は「作る事」だけが目的でなく、「見せる事」そして「稼ぐ事」が目標であるとし、
2つの映画館を提携し、職業としての映画監督への分かりやすいステップを構築している。
トリウッド

<轟 夕起夫氏プロフィール>

文筆稼業。著書に「映画監督になる15の方法」(洋泉社)、「轟夕起夫の映画あばれ火祭り」(河出書房新社)、
共著に「三池崇史の仕事1991-2003」(太田出版)、編著に「清/順/映/画」(ワイズ出版)など

イベント概要

7月26日 15:30~(開場:15:00)

コンペティション部門

入場料:前売700円 当日900円

会場:北沢タウンホール2F メインホール

Dプログラム


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撮影:丸尾真弓