第13回下北沢映画祭コンペティションノミネート作品発表!

このたび、映画祭のメインプログラムとなるコンペティションノミネート作品を発表いたします。

実写、アニメーション、ドキュメンタリーなどジャンルを問わずに公募を行う下北沢映画祭のコンペティション。
439作品ものご応募の中からスタッフによる一次審査、二次審査を経て全12作品をノミネートいたしました。
作品をご応募いただいたすべての製作者の皆様に心より感謝申し上げます。


第13回下北沢映画祭コンペティション ノミネート作品

※作品タイトル五十音順

『淡いブルー』
(監督:中原健仁 22分38秒)

雪国に住む2人の若いカップル。大人になりきれない2人は不安を抱きながらも「今」を楽しんで生きていた。アヤカはバイトを転々とする日々。自分には明確の”自分”がないことを感じながら、迫ってくる現実に圧迫されていた。彼氏のショウ、父のタケシにも依存していたと気づく。アヤカは本当の自分を見つけ、何者にもなれない自分との別れを決意する。

 

美しき町

(監督:小野寺成月/7分50秒)

主人公は森に落ちていた靴を発見したのをきっかけに、中学校の近くで起こった事件を思い出す。

 

今日を眠る場所

(監督:吉本圭/15分10秒

幸せいっぱいの家族との生活が一変、ある日ケンは森に一人取り残されてしまう。生きてまた家族に会うという決心を胸に森を彷徨うケン。仲間たち(リュウとメイ)との出逢いを経て、過酷な環境の中でも強く生きていく。そして彼らの前にあらわれた一人の男性をきっかけに、物語は大きな転機を迎える。

 

スイソウ

(監督:武田椿/3分10秒

最初はネット。そのうちテレビや広告にも出るようになった。それは終わらない映画みたいだった。ありとあらゆる日常が「こんな時」に支配されていく。

 

徒然甘々

(監督:大門 嵩、祁答院 雄貴/16分)

『うちのお兄ちゃん、絶対結婚式来ないと思うよ。』実家に向かう車中、カホにそう言われるが自信満々に大丈夫とかえす婚約者のノボル。しかし、実家にいた兄セイタロウは想像以上の無口で、その上いきなりカホと喧嘩をし出す…。

 

Destiny

(監督:松岡美乃梨/7分15秒)

誕生日も祝ってもらえないほど彼氏と疎遠になってしまっているユイ。そんな彼女に友人のアヤは当たると評判の占い師を紹介する。その運命やいかに……。ステイホームで描かれたラブコメディー。

 

ビート・パー・MIZU

(監督:富田未来/27分24秒)

自主制作映画「空は青とは限らない」がマドリード国際映画祭に招待された新鋭・富田未来×主演作が相次ぐ女優・石川瑠華×とけた電球のロックナンバー。この世の全ての音が嫌いなヒロイン・隅子の奔走を描く、ポップな恋愛悲喜劇。

 

Blink in the Desert

(監督:副島しのぶ/10分34秒)

悪意は突然現れる。まるで瞬きするかのように、羽ばたく羽虫のように気まぐれた。若き砂漠の隠者は、ある日突然現れた羽虫を殺してしまう。その姿をじっと見つめるゾウ。その日から、少年は羽虫の影に追われていく。

 

MAHOROBA

(監督:鈴木竜也/13分35秒)

歌舞伎町のバーで店長を勤める自分が、永遠に続く休業期間を利用して知識ゼロから手描きアニメに挑戦した作品です。あらすじは「ブラック企業に勤める"僕"が、2020年の東京から脱出し、無人島に漂着するが...」というもの。

 

『滲み』

(監督:加藤也大/11分15秒)

夏のある日、幼馴染のマイとヒロキ、登校から始まる一日。ヒロキに対して伝えたいことがあるマイだったが、いつの間にか考えていなかった方向に一日は進んでしまうことになる。マイはヒロキに何を伝えるのか。

 

『Yokosuka1953 彼女の、記憶の中の母を探す旅』

(監督:木川剛志/59分25秒)

それはたった一本のフェイスブックメッセージから始まった。戦後混乱期の横須賀に外国人の父と日本人の母の間に生まれた、木川洋子。最愛の母と離れて、1953年養子縁組でアメリカへと渡る。それから66年、母の音信を聞くことはなかった。同じ名字を持つ木川剛志に送ったメッセージ。記憶の中の母を探す旅が始まった。

 

『ROUTINE』

(監督:宮原拓也/20分50秒)

無口なテツは四六時中ジャグリングに明け暮れ、恋人に家を追い出されてしまう。一方のミドリは、公園清掃 20 年。ひねくれた性格で、新たに清掃員としてきたテツにも、いつものいびり。しかし、ある時テツが掃除用具を器用にジャグリングするのを目撃。清掃にその要領を活かせることに気づく…。

 


以上、全12作品を9月20日(月・祝)北沢タウンホールにて上映いたします。

 

ゲスト審査員は行定勲監督に決定!

行定勲(ゆきさだ・いさお)
1968年生まれ、熊本県出身。映画監督、演出家。2000年公開の『ひまわり』が初の劇場公開作となり、同作は釜山国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞。主な監督作に、映画『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』『パレード』『ピンクとグレー』『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』『劇場』『窮鼠はチーズの夢を見る』などがある。くまもと復興映画祭のディレクターも務める。

行定監督に加え、レギュラー審査員のSPOTTED PRODUCTIONSの直井卓俊さん、トリウッド代表・ポレポレ東中野支配人の大槻貴宏さん、映画評論家の轟夕起夫さんの4人の審査により、
グランプリ、準グランプリが決まるほか、観客のみなさまの投票による観客賞や日本映画専門チャンネル賞、下北沢商店連合会会長賞が決定いたします!

タイムテーブルは後日発表いたします。