第15回下北沢映画祭コンペティション

9/18(月) 13:15〜/北沢タウンホール

実写、アニメーション、ドキュメンタリーなどジャンルを問わずに公募を行うコンペティション。

応募総数309作品の中からスタッフによる選定を通過した全12作品を上映し、ゲスト審査員によるグランプリと準グランプリのほか、観客の皆さまの投票による観客賞、下北沢商店連合会会長賞ほかを決定。授賞式の前には審査員とノミネート監督全員によるトークセッションを行います。

 

第1部

『駆け抜けたら、海。』
(監督:十川雅司/16分29秒)

女子大生の綾瀬みつきは、親友の星野うみに片想いをしている。合コンを抜け出してきた2人。閉店間際の銭湯に飛び込み、いつものようにうみの恋愛話を聞かされるみつき。

『海の匂いがする』

夏の終わり。友情と恋愛のはざまを描いた儚い恋物語。

『FAAAWWW!!!』 (監督:鬼木幸治/8分11秒)

河原に佇む二人のチンピラ。ゴルファー姿の異様な男。長閑な風景の中で繰り広げられる奇妙な対峙。
やがて、「ファー!」のかけ声と共にチンピラたちの運命は、あらぬ方向へと導かれていく。

 

『懐胎新書』
(監督:吉矢響平/19分29秒)

中学2年生の木村透子は元カレ拓也の子供がお腹にいると確信している。透子は何度も拓也に伝えるが聞く耳を持ってもらえず、放送室である作戦を決行する。
『まる』
(監督:宮島遥夏/15分5秒)

「おとなになったわたしへ」
この作文が書けないまま“おとな”と呼ばれるようになってしまった主人公うさぎ。彼女は大人の私に、明日の私に、なにを託しなにを願いたかったのか。

 

第2部

『ホモ・アミークス』
(監督:馬渕ありさ42分37秒

人間と“ちょっと”だけ違う遺伝子を持つ、実験用生物 ホモ・アミークス。「やめろ」しか喋らないホモ・アミークス達の、飼育員になった男 田代。田代の指をしゃぶらないと眠れない、他のホモ・アミークスと違った雰囲気を持つ802。田代と802の友情の話。

 

『更けるころ』
(監督:赤堀海斗18分54秒

ある夏の夜、ふらふらと街の喫煙所に引き寄せられる見知らぬ男と女。 蒸し暑い夜の静けさの中、自動販売機の光に照らされる男と女はタバコの煙と共に不毛な会話を漂わせる。

 

『花と修羅』
(監督:山崎春風24分39秒

四谷の女子校に通う緑は、書道部の後輩だった花が死んだある日、赤い髪を持つ、転校生の伊和と出会う。大人しかった花とは正反対な、自由奔放な伊和に振り回される緑。しかし徐々に、緑は伊和を通して、見えていなかった、見ようとしていなかった花の姿を発見し始める。
『ぼくがこわい黒いもの』
(監督:新海大吾6分40秒

ぼくには怖いものがあります。一つは夜の海。二つめはお母さんのお腹の中の、もうすぐ生まれてくる妹。だって、中がどうなっているのかわかんないんだもん…

 

第3部

『妄想カンフー ~ダイナソー・ミッション~』
(監督:akikojerry13分20秒

恐竜博物館の学芸員アラタはある日、世界的発見となる恐竜の歯の化石を見つける。「これで俺は世界の頂点に立つ!」野望に満ちたアラタは世界の頂点となる日を妄想しつつ、後輩のシンジと共に電車に乗り込むが…日本発!極上カンフーアクションムービー、ここに誕生!

 

『あたらしい世界』
(監督:村口 知巳7分40秒

死ぬことを考えていたカナメは、6月のある日、昔の親友たちを荒地に呼び出す。しかし、そこへやって来たのはフク一人だけだった。

 

『彼は誰時(かわたれどき)』
(監督:谷本桃子15分21秒

私(作者)が中学生の頃に父が亡くなった。父が亡くなる2ヶ月前に旅行に行った際、母が撮影した父の映像がとても印象に残っている。そこに映る父はいつもと変わらない姿で歩いているのに、実家に帰ってもどこを探しても今は動いている父の姿は見ることができない。その気づきをドキュメンタリー映像に収めた。

 

『LIKE THAT OLD MAN』
(監督:こささりょうま19分10秒

田舎の警察官・新庄 平太は、家出中の高校生・蒔田 由仁子を補導しようと追いかける中で、携帯を無くしてしまう。そして由仁子は、困った平太を見かねて一緒に携帯を探すことになるのだが……?由仁子はなぜ家出したのか?そして由仁子の事情を知った平太は彼女に何を思うのか?世界一小さな青春ロードムービーの結末は?

 

ゲスト審査員 沖田修一(おきた・しゅういち)監督

1977年生まれ、 埼玉県出身。2009年、商業映画デビューとなる『南極料理人』で新藤兼人賞金賞を受賞。2013年の『横道世之介』で第5回TAMA映画賞最優秀作品賞を受賞した。2021年に『子供はわかってあげない』、2022年には『さかなのこ』が公開されたほか、第14回下北沢映画祭にて『おーい!どんちゃん』を上映。

 

直井卓俊さん(企画・配給プロデューサー)

映画の企画・配給を手がけるSPOTTED PRODUCTIONS代表。『フラッシュバックメモリーズ3D」(’12/松江哲明)『SRサイタマノラッパー』シリーズ(’09-’12/入江悠)『劇場版神聖かまってちゃん』(’11/入江悠)『百円の恋』 (’14/武正晴)『私たちのハァハァ』(’15/松居大悟)『14の夜』(’17/足立紳)『はらはらなのか。』 (’17/酒井麻衣)『MOOSIC LAB』(’12~V.A.) など、インディペンデント映画を中心に企画・配給・宣伝プロデュースを手がける。

 

 

大槻貴宏さん(トリウッド代表)

1999年、短編専門の映画館「トリウッド」を開館。新海誠監督、野ロ照夫監督、山田広野、深川栄洋監督、吉田恵輔監督等を輩出し、トリウッドは新人作家の登竜門となっている。また、「ポレポレ東中野」のプロデューサーも務める。作品は「作る事」だけが目的でなく、「見せる事」そして「稼ぐ事」が目的であるとし、職業としての映画監督への分かりやすいステップを構築する。
公式サイト:http://homepagg1.nifty.com/tollywood/

 

 

轟夕起夫さん(映画評論家)

「キネマ旬報」「映画秘宝」「週刊 SPA!」「クイック・ジャパン」「ケトル」「DVD&ブルーレイでーた」などで執筆中。編著に「清/順/映/画」 (ワイズ出版)、「好き勝手 夏木陽介 スタアの時代」(講談社)など。取材・構成を担当した『伝説の映画芸術監督たち×種田陽平』がスペースシャワーブックスより発売中。

 

 

日時:9月18日(月・祝)13:15〜(開場12:55)
場所:北沢タウンホール(ACCESS
料金:1,500円(前売・当日)

ゲスト:沖田修一(映画監督)、直井卓俊(企画・配給プロデューサー)、大槻貴宏(トリウッド代表)、轟夕起夫(映画評論家)

 

\世田谷区に在住・在勤・在学の方の当日券は500円/

・こちらの料金は当日券のみでのご案内となります。
・ご案内できるチケットの枚数には限りがございます。
・当日は世田谷区内在住・在勤・在学を証明する書類をお持ちください。

 

チケットは8月26日(土)正午よりパスマーケットにて発売!