第12回下北沢映画祭コンペティションノミネート作品決定!

実写、アニメーション、ドキュメンタリーなどジャンルを問わずに公募を行うコンペティション。

応募総数237作品の中からスタッフによる選定を通過した全10作品を発表致します。

コンペティションプログラムでは、ゲスト審査員によるグランプリと準グランプリのほか、観客の皆さまの投票による観客賞、下北沢商店連合会会長賞が決定します!
作品をご応募いただいたすべての製作者の皆様に心より感謝申し上げます。

※各部の舞台挨拶、トークセッション、授賞式は下北沢の北沢タウンホールから生配信を行います。


第12回下北沢映画祭コンペティション ノミネート作品

上映タイムテーブル決定!

<第1部> 


『curfew』
(監督:無し 制作代表:諫早幸作/53分07秒)
『curfew』は自粛期間の中、俳優の諫早幸作の発案から、親交のある役者12人で制作した配信作品。企画会議・脚本・撮影・編集を全て自分達で行い、リモートやビデオ通話などを通して、喪失から立ち直れず現代を生きるある一人の青年の物語を描く。


『ストレスフルスイング』
(監督:山村もみ夫。/14分35秒)
このストレスフルな時代、あなたは何に怒りを感じますか?あなたはどんな問題を抱えていますか?ストレス解消のためにバッティングセンターに来た男のストレスが、どんどん溜まっていく話。


『愛をたむけるよ』
(監督:団塚唯我/28分45秒)
14年前に母を亡くした三戸兄弟は東京の小さなアパートに二人で暮らしている。ある日、兄の佑介は母に良く似た女性木下菜月と運命的な出会いを果たす。弟の章大はその様子をアパートのベランダからじっと見つめている。

<第2部> 


『覚めぬ夢などあるじゃなし』
(監督:目黒大輔/17分)
夢から覚めるといつもびしょ濡れになってしまう男。今日もまた悪い夢を見たかぁと目覚める。悪い夢が影響し、男は仕事を失ってしまう。自暴自棄になった男は酔いつぶれ、再び夢を見る。これは夢か現実か!? 夢と現(うつつ)の境界線を眠り男が不本意ながらもぶち破る!


『蝸牛』
(監督:都楳勝/19分)
中学三年生の日比野千帆は幼馴染の美男子、沼田信平と付き合っている。信平は歳を重ねる度に自分の身体が男である事に違和感を覚え始めている。それを知っている千帆は、いつか嫌われてしまうのではないかと不安でいっぱいだ。 自分の性を変えたい信平とこのまま変わらずに信平と過ごしたい千帆の性春のひととき。

 


『SHADE』
(監督:野口高遠/6分2秒)
男が夜道を走っている。彼は名もなきボクサー、体の不自由な祖父の世話をしながらボクシングをしている。必死にサンドバックを叩く男。それに触発されたかのように、祖父である老人が顔を上げる。


『ナイトライダー』
(監督:佐藤安稀/41分)
意味もなく繰り返す日々の中、主人公マツモトは少女ヨンと出会う。ヨンの不思議な魅力に少しずつ心惹かれていくマツモトは惰性の日々に色を見出してゆく。そんな中、友人・ハカセと進めていた”計画”がついに実行段階に突入する。遂に訪れる計画実行の夜、3人の若者の運命が交差する–

<第3部>  


『杭を打て』
(監督:村上創紀/37分00秒)
横山・永田・緑川のバカトリオは殺し屋を装い同級生を拉致し「罪の告白」をさせることで更生させていた。うまくいってるようでうまくいかない3人。ある日、3人のせいで同級生の中島が暴力教師・大城に酷い姿にさせられる。3人はターゲットを暴力教師の大城に定めるが…

 


『形をとって』
(監督:宮崎樹里愛/28分11秒)
写真家を目指す藤永あきは、高校時代の友人・緒崎エレナと上京する。それから二年経った今も、あきはエレナをカメラに収め続ける。しかし、エレナの恋人・水上圭一郎がエレナをつれ出し、あきとエレナの繋がりは激しくほどけてゆく。フィルムに残ったのは、たしかな記憶。あるいは、形にならないものへの憧憬。

 


『多日想果』
(監督:大門 嵩/19分19秒)
台湾に憧れて留学したタカシ。日本では味わえなかった楽しい日々。そんなある日、屋台で働くフェンに恋をする。しかし、自分の気持ちを率直に伝えることができないまま時は流れ、恋は無情な形で幕を閉じることになる…

 

 

 


 

ゲスト審査員は三島有紀子監督に決定!

三島有紀子(みしま・ゆきこ)
1969年4月22日生まれ、大阪市出身。NHKで「NHKスペシャル」など〝人生で突然ふりかかる出来事から受ける、心の痛みと再生〟をテーマに、ドキュメンタリー作品を企画・監督していたが、劇映画を撮るため退局。『幼な子われらに生まれ』(17)で、第41回モントリオール世界映画祭審査員特別大賞、第42回報知映画賞監督賞、第41回山路ふみ子映画賞を受賞。他監督作品に『しあわせのパン』(12)、『繕い裁つ人』(15)、『少女』(16)などがあり、各国の映画祭への招待や韓国・台湾での劇場公開も果たしている。最新作は『Red』。

三島監督に加え、レギュラー審査員のSPOTTED PRODUCTIONSの直井卓俊さん、トリウッド代表・ポレポレ東中野支配人の大槻貴宏さん、映画評論家の轟夕起夫さんの4人の審査により、
グランプリ、準グランプリが決まるほか、観客のみなさまの投票による観客賞、下北沢商店連合会会長賞が決定いたします!