14回目を迎える今年は、9月23日(金・祝)〜25日(日)の3日間、北沢タウンホール、トリウッド、K2の全3会場で開催いたします。
近年の日本映画界において若手実力派俳優の一人として地位を築く若葉竜也の監督作の上映や、『さかなのこ』の沖田修一監督が俳優仲間と遊ぶように作った自主映画『おーい!どんちゃん』、松居大悟監督が池松壮亮、伊藤沙莉を主演に迎えて手がけたオリジナル脚本のラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』、『まともじゃないのは君も一緒』の前田弘二監督の新作短編2本立てなどをラインナップ。そして毎年恒例のコンペティションでは、応募数390作品の中から選ばれたノミネート作品9作品も決定。
さらにトリウッドでは1万5千冊もの本を手掛けた装幀者・菊地信義を追ったドキュメンタリー『つつんで、ひらいて』 、K2では新進監督特集を実施。ミニシアターでの企画も充実の内容となっています。
プログラムの詳細は各企画詳細をご覧ください。
【Aプログラム】
オープニング作品!下北発ミュージカル映画『オジキタザワ』

下北沢に迷い込んだ主人公アユムが、夢を持ったおじさん=“夢おじ”たちと過ごした一夜の出来事を描いた演劇×映画のミュージカル『オジキタザワ』。今年5月、シモキタエキマエシネマK2にて二日間の先行上映で800人を動員。再上映希望の声も高まっていた話題作が、下北沢映画祭のオープニングを飾ります!
■日時:9月23日(金・祝) 13:30開映
■会場:北沢タウンホール
■上映作品:『オジキタザワ』(90分)
■チケット:2,000円
【Bプログラム】
<若葉竜也監督特集>『来夢来人』&『蝉時雨』


『街の上で』をはじめ近年の日本映画界において若手実力派俳優の一人として地位を築く若葉竜也がメガホンを取り、信頼する俳優仲間たちと制作した自主映画を特集上映。元カノの家で見知らぬ男と出会う『来夢来人』、売れない俳優が運営する劇団の物語『蝉時雨』。ミニマムな人間関係の中、男のプライドや夢を捨てきれない姿を愚直且つユーモラスに描く。
■日時:9月23日(金・祝) 16:00開映
■会場:北沢タウンホール
■上映作品:『来夢来人』(31分)、『蝉時雨』(88分)
■ゲスト:若葉竜也監督
■チケット:1,800円
【Cプログラム】
仲間たちと綴った、ある成長の記録 『おーい!どんちゃん』

沖田修一監督が長年温めた、俳優仲間と遊ぶように撮られた自主制作映画。売れない俳優、道夫、郡司、えのけんの三人が共同で暮らす一軒家にある日、元カノの手紙と共に置いていかれた女の赤ちゃん。彼らはその子を「どんちゃん」と名づける。成長とともに季節は移ろい、どんちゃんとの生活が彼らを少しだけ変えていく。
■日時:9月24日(土) 11:00開映
■会場:北沢タウンホール
■上映作品:『おーい!どんちゃん』(157分)
■ゲスト:沖田修一監督 ほか
■チケット:1,800円
【Dプログラム】
下北沢で観る『ちょっと思い出しただけ』
©2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会
最新作『手』の公開も控える松居大悟監督が、クリープハイプの楽曲をもとにオリジナル脚本で描き上げたラブストーリー。2021年7月26日に34回目の誕生日を迎えた照生。照明の仕事をしている彼は、いつものように現場へ向かう。同じ日、タクシー運転手をしている葉は客を降ろした先に、照生の姿を見つける。二人は、各年の7月26日を遡りながら、共に過ごした6年間を思い出していく。
■日時:9月24日(土) 14:45開映
■会場:北沢タウンホール
■上映作品:『ちょっと思い出しただけ』(115分)
■ゲスト:松居大悟監督 ほか
■チケット:1,800円
【Eプログラム】
新作短編!『ガレージで』&『いつも難しそうな本ばかり読んでる日高君』

独特なテンポの会話劇に定評のある前田弘二監督の短編自主映画企画。世の中の流れについていけない男と彼を教育しようとする幼馴染、2人の中年のおかしみを見つめた『ガレージで』と、カルピスウォーターCMなどブレイク必至の當真あみ主演で、中学生同士のもどかしい青春の1ページを綴る『いつも難しそうな本ばかり読んでる日高君』を上映。
■日時:9月25日(日) 11:30-
■会場:北沢タウンホール
■上映作品:『ガレージで』(20分)/『いつも難しそうな本ばかり読んでる日髙君』(7分)
■ゲスト:前田弘二監督 ほか
■チケット:1,500円
【Fプログラム】
第14回下北沢映画祭コンペティション

実写、アニメーション、ドキュメンタリーなどジャンルを問わずに公募を行うコンペティション。
応募総数390作品の中からスタッフによる選定を通過した全9作品を期間中に上映し、ゲスト審査員によるグランプリと準グランプリのほか、観客の皆さまの投票による観客賞、下北沢商店連合会会長賞ほかを決定。授賞式の前には審査員とノミネート監督全員によるトークセッションを行います。
全9作品のノミネート作品一覧はこちら
■日時:9月25日(日) 13:00開映
■会場:北沢タウンホール
■チケット:1,500円
【世田谷区内に在住・在勤の方は料金500円】
※こちらの料金は当日券のみでのご案内となります。
※ご案内できるチケットの枚数には限りがございます。
※当日は世田谷区内在住・在勤を証明する書類をお持ちください。
コンペティション ゲスト審査員は、前田弘二監督!

前田弘二(まえだ・こうじ)
1978年生まれ、種子島出身。独学で映画を作り始め、『古奈子は男選びが悪い』が第10回水戸短編映像祭でグランプリを受賞する。
2011年公開の『婚前特急』が初の劇場公開作となり、第33回ヨコハマ映画祭新人監督賞、第21回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞、第3回TAMA映画賞を受賞する。
2021年には映画『まともじゃないのは君も一緒』が公開された。
【レギュラー審査員】 直井卓俊(企画・配給プロデューサー)/ 大槻貴宏(トリウッド代表・ポレポレ東中野支配人)/轟 夕起夫(映画評論家)
at トリウッド
『つつんで、ひらいて』〜菊地信義氏を偲んで
(c)2019「つつんで、ひらいて」製作委員会
1万5千冊もの本を手掛けた装幀者・菊地信義を追ったドキュメンタリー『つつんで、ひらいて』を一週間限定上映。手作業でデザインする指先から、印刷、製本に至る工程が丁寧に綴られ、思わず本を手に取りたくなる作品です。25日(日)のトークショーには、広瀬奈々子監督、装幀家の水戸部功さんをお迎えします。
■日時
トークショー付き上映:9月25日(日)10:00開映
通常上映:9月24日(土)〜9月30日(日)
■会場:下北沢トリウッド https://tollywood.jp
■上映作品:『つつんで、ひらいて』(94分)
■ゲスト:広瀬奈々子監督、水戸部功さん
at シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』
第14回下北沢映画祭 presents 新進監督特集
北沢タウンホールのプログラムのチケットは8月28日(日)正午12:00- 映画祭公式サイトにて販売
K2上映作品は9月20日(火)より、トリウッド上映作品は上映前日より、それぞれの劇場公式サイトにて発売予定
プログラムごとに購入ページのURLは異なりますので、本公式サイトの各企画詳細ページよりご案内いたします。