第15回下北沢映画祭、最終日、ひとつめのプログラムは、Fプログラム”折口慎一郎監督『メロスたち』世界初上映”。
昨年度の下北沢映画祭コンペティションで四冠、その後劇場公開を果たした折口慎一郎監督によるドキュメンタリー作品『走れ!走れ走れメロス』の続編新作のワールドプレミアです。
上映後、折口慎一郎監督と、急遽ご登壇いただいた出演の曽田昇吾さんにトークをしていただきました。
本作品の経緯について折口慎一郎監督に伺うと、下北沢映画祭での『走れ!走れ走れメロス』の上映後、また続編を撮りたいと思っていたが出演の曽田昇吾さんが役者を目指すことがきっかけとなり制作が本格的に決まったとのこと。
前作との違いとして『メロスたち』では、掛合分校演劇同好会の4人の関係性を中心にしていくことを優先して作り上げたそうです。
ドキュメンタリーとしての描き方については「人生の中での劇的な瞬間が彼らの演劇の中でもシンクロしていて、フィクションだけどノンフィクションでもある瞬間をそのままスクリーンに映した。」とお話しいただきました。
曽田昇吾さんからは、本作に出演されている掛合分校演劇同好会の皆さんとの学校での日々や現在の生活についてじっくりお伺いできました。
本作の今後について、折口慎一郎監督からは「いつになるかはわからないが、曽田さんや掛合分校演劇同好会の皆さんが演劇を軸に集まる時はまた続編を作りたい。」とコメント。
『走れ!走れ走れメロス』の上映から一年、あたたかな感動に包まれたワールドプレミアとなりました。
ご登壇いただいた折口慎一郎監督、曽田昇吾さんありがとうございました!