【9/17 クイックレポート】「群青いろ」新作特集②『彼女はなぜ、猿を逃したか?』

第15回下北沢映画祭、二日目続いてのプログラムは、Dプログラム”「「群青いろ」新作特集②『彼女はなぜ、猿を逃したか?』”。

第23回東京フィルメックスでお披露目された、髙橋泉さんと廣末哲万さんによる映像制作ユニット「群青いろ」の最新作です。

Cプログラムに続き、上映後は「群青いろ」の高橋泉監督と廣末哲万さんにご登壇いただき、トークショーを行いました。

本作品の経緯について高橋泉監督に伺うと、2020年に猿を逃した高校生のニュースを見たことをきっかけに、歳を重ねるごとに自分に夢中ではなくなってくる中で、まだ自分に無中だった頃の自分になるという意図で制作した、とコメントをいただきました。

出演の藤嶋花音さんについては、太陽のような陰のなさが印象的で、そんな藤嶋花音さんだからこそラストの場面が成立したとのこと。

また、『雨降って、ジ・エンド。』『彼女はなぜ、猿を逃したか?』を鑑賞した映画祭スタッフのMCから、作中に登場するモチーフとして「監督はプリンがお好きですか?」と高橋泉監督へ質問が。「プリンのことは割と考えてます。笑  手に載せやすいし、潰しやすい。」とお答えいただきました。

『雨降って、ジ・エンド。』に引き続き、おふたりのトークと併せて世界の見え方や日常の向き合い方について考える鑑賞体験となりました。

Cプログラムに続き、再びご登壇いただいた髙橋泉監督、廣末哲万さんありがとうございました!