【9/18 クイックレポート】『第15回下北沢映画祭コンペティション』

第15回下北沢映画祭、最後となるGプログラムは”第15回下北沢映画祭コンペティション”です。

実写、アニメーション、ドキュメンタリーなどジャンルを問わずに公募を行うコンペティション。応募総数309作品の中からスタッフによる選定を通過した全12作品を上映し、ゲスト審査員によるグランプリと準グランプリのほか、観客の皆さまの投票による観客賞、下北沢商店連合会会長賞ほかを決定。授賞式の前には審査員とノミネート監督全員によるトークセッションを行います。

上映は12作品を三部に分けて、一挙公開。各部の最後には、監督と各作品の出演者の方からのご挨拶をいただきました。

全作品の上映が終わり、トークセッションが始まりました。トークセッションでは、監督お一人ずつに対して審査員からお話をうかがっていきます。

十川雅司監督『駆け抜けたら、海。』

銭湯でのダンスシーンの飛躍力に感極まったという轟夕起夫さん。十川雅司監督は作品の舞台となった銭湯のロケーションにこだわり抜き、都内中の銭湯に電話をかけたとのことでした。

鬼木幸治監督『FAAAWWW!!!』 

とにかく出演者の皆さまの良い表情が印象的だったという沖田修一監督。鬼木幸治監督自身が大好きなキャストの皆さまを起用されているとのことで、制作チームの信頼関係をお伺いできました。

吉矢響平監督『懐胎新書』

中学生の生々しくリアルな感情が印象的な本作品。作中の登場人物たちのモデルや着想元についてコメントを頂きました。

宮島遥夏監督『まる』

コロナ禍におけるチームでの撮影の苦労についてお話しいただきました。映画祭スタッフから質問が上がった、作中に繰り返し登場する様々な”まる”のモチーフは、スタッフの団結の象徴でもあったそうです。

馬渕ありさ監督『ホモ・アミークス』

作品のラストに2年間悩んだという馬渕監督。轟夕起夫さんから、癖のあるシチュエーションの発想元について問われると、最初に思いついた面白い画からどんどん発想を膨らませていき、作品を作り上げたとお答えいただきました。

赤堀海斗監督『更けるころ』

日常的なシチュエーションでの自然体な会話劇が印象的な作品。主演のおふたりについて、特定の誰かになってほしいというよりも本人から滲み出てきたものを撮りたいという気持ちが強かったとコメントをいただきました。

山崎春風監督『花と修羅』

本作で初監督・初脚本を務めた山崎監督。着想元となった歌舞伎の東海道四谷怪談に触れた際には、登場人物に親近感を感じ共鳴したとのことです。

新海大吾監督『ぼくがこわい黒いもの』

幼い主人公の感情をやわらかなクレイアニメーションで表現した作品。中に何があるのかわからないという、海にたいする監督自身の苦手意識から、同じく中に何があるのかあるのかわからないお母さんのお腹の中への恐怖を描いたそうです。

akikojerry監督『妄想カンフー ~ダイナソー・ミッション~』

数々のカンフースターに会った轟夕起夫さんもお墨付きの本格カンフーアクション作品。akikojerry監督自身が沢山のカンフー映画を観て育ち、観ていてスカッとなるようなカンフーアクションが大好きだったそうです。

村口知巳監督『あたらしい世界』

見た目では変わっていないように見えるけど、何かが変わった”あたらしい世界”を表現したという村口監督。会話づくりは何十回も練り直し構成していった結果、小説的な部分を残した独特の文章になっていったとのことでした。

谷本桃子監督『彼は誰時(かわたれどき)』

ご家族と向き合いながらドキュメンタリーを制作された谷本監督。感傷的な部分と客観的な部分をどう折り合いをつけながら制作されたのか沖田修一監督から問われると、想いが強くなりすぎないように淡々と作り上げ、他の方にも観てもらいながら制作を続けていったとのことでした。

こささりょうま監督『LIKE THAT OLD MAN』

映画作品は本作が初監督となるこささりょうま監督。世代が違う主演のふたりの凸凹感のあるキャラクターを立たせるため、馴染みのある地元で撮影を行ったそうです。

トークセッションののち、総評として沖田修一監督からコメントもいただきました。

普段は監督側として立っていることが多いが、自分しか観ていないものをたくさんの人に観てもらう興奮を味わう良さを感じた。どういう想いで作品ができてるのか、作った人の顔を見ているとそれだけで感じられるものがある。これからもたくさんのものを作っていただきたいし、それが世界中を巻き込むものになっていってほしい。下北沢ってそういう場所だと思う。
授賞式

いよいよ各賞の発表です。

下北沢商店連合会会長賞『LIKE THAT OLD MAN』

小田急電鉄賞『まる』

京王電鉄賞『妄想カンフー ~ダイナソー・ミッション~』

観客賞『LIKE THAT OLD MAN』

沖田修一賞『更けるころ』
準グランプリ『LIKE THAT OLD MAN』

グランプリ『ホモ・アミークス』

皆さま、おめでとうございます!

第15回下北沢映画祭コンペティションをもって、第15回下北沢映画祭の3日間の全プログラムを終了いたしました。

作品をご応募された皆さま、ノミネートされた監督の皆さま、審査員の皆さま、そしてご来場の皆さま、誠にありがとうございました!

【9/18 クイックレポート】折口慎一郎監督『メロスたち』世界初上映

第15回下北沢映画祭、最終日、ひとつめのプログラムは、Fプログラム”折口慎一郎監督『メロスたち』世界初上映”。

昨年度の下北沢映画祭コンペティションで四冠、その後劇場公開を果たした折口慎一郎監督によるドキュメンタリー作品『走れ!走れ走れメロス』の続編新作のワールドプレミアです。

上映後、折口慎一郎監督と、急遽ご登壇いただいた出演の​​曽田昇吾さんにトークをしていただきました。

本作品の経緯について折口慎一郎監督に伺うと、下北沢映画祭での『走れ!走れ走れメロス』の上映後、また続編を撮りたいと思っていたが出演の​​曽田昇吾さんが役者を目指すことがきっかけとなり制作が本格的に決まったとのこと。

前作との違いとして『メロスたち』では、掛合分校演劇同好会の4人の関係性を中心にしていくことを優先して作り上げたそうです。

ドキュメンタリーとしての描き方については「人生の中での劇的な瞬間が彼らの演劇の中でもシンクロしていて、フィクションだけどノンフィクションでもある瞬間をそのままスクリーンに映した。」とお話しいただきました。

曽田昇吾さんからは、本作に出演されている掛合分校演劇同好会の皆さんとの学校での日々や現在の生活についてじっくりお伺いできました。

本作の今後について、折口慎一郎監督からは「いつになるかはわからないが、曽田さんや掛合分校演劇同好会の皆さんが演劇を軸に集まる時はまた続編を作りたい。」とコメント。

『走れ!走れ走れメロス』の上映から一年、あたたかな感動に包まれたワールドプレミアとなりました。

ご登壇いただいた折口慎一郎監督、曽田昇吾さんありがとうございました!

【9/17 クイックレポート】『よっす、おまたせ、じゃあまたね。』下北沢凱旋上映!!

第15回下北沢映画祭、二日目最後のプログラムは、Eプログラム”『よっす、おまたせ、じゃあまたね。』下北沢凱旋上映!!”。

『よっす、おまたせ、じゃあまたね。』は、猪股和磨監督が鳥皮ささみ名義で主宰する劇団“なかないで、毒きのこちゃん”の舞台を自ら映像化、下北沢でもロケを敢行した可笑しく切ない青春ロードムービーです。

上映後は猪股和磨監督、音楽・主題歌を務めた「KIQ」のボーカル・やまのはさん、出演の今川宇宙さん、植田祥平さん、森田ガンツさん、浅見絋至さんにご登壇いただきました。

下北沢でもロケを行っている本作品。ポスタービジュアルの元になっている写真も下北沢の劇場、シアター711とザ・スズナリの間で撮影されたとのこと。

本作品の元となった舞台版はシアター711で公演され、各キャストは1人で7役ほどを演じられていたそうです。

下北沢での撮影中での意外なエピソードも出演者の皆さまからたっぷりとお伺いできました。パンフレットには下北沢のロケマップも掲載されています。

本作品の音楽についてやまのはさんに伺うと、音楽は猪股和磨監督とふたりで話し合い、デモを何回か制作する中、各々がいいと思う意見がぴったり合ったとのことでした。

トークショーの後、やまのはさんによるミニライブを実施。作品の余韻が深く沁みわたりました。

下北沢での撮影の思い出話に終始笑顔が絶えないトークショーとなりました。

映画『よっす、おまたせ、じゃあまたね。』はBlu-rayが12/20(水)より発売決定。こちらもぜひチェックください。

ご登壇いただいた 猪股和磨監督、やまのは(KIQ)さん、今川宇宙さん、植田祥平さん、森田ガンツさん、浅見絋至さんありがとうございました!

【9/17 クイックレポート】「群青いろ」新作特集②『彼女はなぜ、猿を逃したか?』

第15回下北沢映画祭、二日目続いてのプログラムは、Dプログラム”「「群青いろ」新作特集②『彼女はなぜ、猿を逃したか?』”。

第23回東京フィルメックスでお披露目された、髙橋泉さんと廣末哲万さんによる映像制作ユニット「群青いろ」の最新作です。

Cプログラムに続き、上映後は「群青いろ」の高橋泉監督と廣末哲万さんにご登壇いただき、トークショーを行いました。

本作品の経緯について高橋泉監督に伺うと、2020年に猿を逃した高校生のニュースを見たことをきっかけに、歳を重ねるごとに自分に夢中ではなくなってくる中で、まだ自分に無中だった頃の自分になるという意図で制作した、とコメントをいただきました。

出演の藤嶋花音さんについては、太陽のような陰のなさが印象的で、そんな藤嶋花音さんだからこそラストの場面が成立したとのこと。

また、『雨降って、ジ・エンド。』『彼女はなぜ、猿を逃したか?』を鑑賞した映画祭スタッフのMCから、作中に登場するモチーフとして「監督はプリンがお好きですか?」と高橋泉監督へ質問が。「プリンのことは割と考えてます。笑  手に載せやすいし、潰しやすい。」とお答えいただきました。

『雨降って、ジ・エンド。』に引き続き、おふたりのトークと併せて世界の見え方や日常の向き合い方について考える鑑賞体験となりました。

Cプログラムに続き、再びご登壇いただいた髙橋泉監督、廣末哲万さんありがとうございました!

【9/17 クイックレポート】「群青いろ」新作特集①『雨降って、ジ・エンド。』 ★東京初上映

第15回下北沢映画祭、二日目の初回プログラムは、Cプログラム”「群青いろ」新作特集①『雨降って、ジ・エンド。』 東京初上映”。

『雨降って、ジ・エンド。』は、PFF ぴあフィルムフェスティバルで注目を浴びた高橋泉さんと廣末哲万さんによる映像ユニット「群青いろ」の新作。東京では今回が初上映となりました。

上映後は「群青いろ」の高橋泉監督と廣末哲万さんにご登壇いただき、トークショーを行いました。

まずは本作の成り立ちについてお伺いすると、高橋泉監督からは「多様な人たちを救いあげようとする社会の動きがある中で、作中の雨森のようにこの人は取り残されてしまうだろうなという人たちがいる。その人たちはどうなっていくのかと考えた。」とお話しいただきました。

また、作中にて廣末哲万さんと素晴らしいコンビネーションを魅せる古川琴音さんについては、まるで脚本から飛び出してきたようにその場に居たという印象だったそう。

廣末哲万さんに今後挑戦してみたい役柄について伺うと、「高橋泉監督が撮る作品であれば、その与えられた役を演じたい。」とお話しいただきました。

最後に会場に向けてメッセージを伺うと、廣末哲万さんは「日々の生活の中でどうしてもどん詰まった時に、ハッピーエンドでなくともその人に寄り添っている時間がカラフルになれば良いし、作品がそのようなきっかけになれば良いと思う。」とコメント。

高橋泉監督は「誰かがしんどい時には何かしらのシグナルが起っている。狭い範囲でもそれをキャッチできるようにしていきたい。」と語りました。

Cプログラムに続くDプログラム『彼女はなぜ、猿を逃したか?』について、お二人からは『雨降って、ジ・エンド。』 とはまた雰囲気が違う作品とご紹介。

「群青いろ」の新作を続けて観る体験に、会場の期待が一層高まりました。

ご登壇いただいた髙橋泉監督、廣末哲万さんありがとうございました!

【9/16 クイックレポート】ウルトラセブン55th・下北沢映画祭 in ムーンアートナイト下北沢

55周年を迎えた『ウルトラセブン』と下北沢映画祭のコラボレーション企画。ムーンアートナイト下北沢の会場で、光る巨大な月のインスタレーションをバックに野外上映会を行いました。

上映作品は『ウルトラセブン』の第8話「狙われた街」と第42話「ノンマルトの使者」。

上映後は飯塚貴士監督、大門嵩監督、麻生智義さん(ウルトラセブン55thプロデューサー)ら若い世代の3人によるトークショーを実施しました。

シリーズの中でも特にファンからの人気が高い「狙われた街」と「ノンマルトの使者」。飯塚監督は小さい頃に観たこの2作品をよく覚えていて、自身も特撮好きが高じたスタイルの作品を撮っている自他共に認める特撮マニア。

大門監督はウルトラセブンを観たことがありませんでしたが、事前に渡されたトーク用の映像資料に飽き足らず、円谷作品が見放題のツブラヤイマジネーションに入会して時間の許す限りセブンを観てきたという強者。

麻生智義さんの軽妙なリードがステージに迷い込んで来たお子さんや会場のお客さんを巻き込み、盛り上がる3人のディープな議論や突っ込みに、広場を埋めたお客さんからはしばしば笑い声や相槌などの反応が上がって、会場は熱気に包まれていました。

この日は巨大な月の下、ウルトラセブンを愛する3人のお話をたっぷりと伺う濃厚な夜となりました。ご登壇いただいた飯塚貴士監督、大門嵩 監督、麻生智義さんありがとうございました!

【9/16 クイックレポート】『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』をめぐって

第15回下北沢映画祭、初日のふたつめのプログラムは、Bプログラム”『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』をめぐって”。

『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』は、第13回下北沢映画祭で『眠る虫』を招待上映した、金子由里奈監督による長編商業デビュー作。大前粟生氏による同名小説を映画化したやさしさの意味を問い直す物語です。

上映後は金子由里奈監督と、本作の宣伝デザインを務めた大島依提亜さん、MCの奥浜レイラさんにご登壇いただき、クロストークを行いました。

今回の上映で久しぶりに作品を鑑賞されたという金子由里奈監督。

「あまりスクリーンでは出逢えないような登場人物たちと会い、改めて彼らがそこに居たと感じた」とコメント。下北沢映画祭での上映では、ときどき笑い声が上がっていたのが新鮮だったとのことです。

初めて本作を鑑賞された際の印象について大島依提亜さんに伺うと、「自分と映画との間にコミュニケーションが必要だと感じ、それがとても嬉しかった。最近この映画の事を思い出すことが多く、自分にとって大きな作品になっている。」とコメントをいただきました。

大島依提亜さんが手掛けた、宣伝デザインについても伺いました。

パンフレットは表紙の柔らかな素材にタグをつけることで、ぬいぐるみが持つ商品としての性質とふわふわとしたかわいらしさの両側面を表現したとのこと。

ポスターのキャストクレジットなどは各文字が3度ほど回転しており、「一つ一つはつんのめっていてぎこちないが、全体として見た時に言葉にならない共通した安定感が見えてくるのではないか」という想いで制作されたそうです。

最後に会場のお客さんに向けてメッセージを伺うと、金子由里奈監督からは「対話の可能性がある映画だと思うので、ぜひ鑑賞後に色々なことをしゃべっていただけたらと思う。対話の足りてなさが社会の生きづらさにつながっていると思うので自分も含めて対話をしていきたい」とお話しいただきました。

大島依提亜さんは、「本当に素晴らしい作品なので、ぜひ金子由里奈監督の過去作もご覧ください。」とコメント。ご持参されたぬいぐるみ、”ねずみくん”と共にフォトセッションをしていただきました。

まさに、来場した方から多くの対話を生み出すような貴重なお話をじっくりとお伺いしたクロストークでした。

ご登壇いただいた金子由里奈監督、大島依提亜さん、MCの奥浜レイラさんありがとうございました!

【9/16 クイックレポート】新作無声映画『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』<活弁公演版>上映!!

第15回下北沢映画祭、オープニングとなるのはAプログラム”新作無声映画『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』<活弁公演版>上映!!”。

『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』は、弁士による語りと生演奏と共に楽しむ、辻凪子監督による長編新作無声映画です。

今回は下北沢映画祭限定の演出を加えたスペシャルバージョンでの上映。

観客参加型の場面では大きな拍手や掛け声が湧き、会場は大盛り上がりとなりました。

上映後は主演・監督を務めた辻凪子監督、弁士の大森くみこさん、伴奏の天宮遥さん、出演の長野こうへいさん、黒住尚生さんにご登壇いただきました。

『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』は上映のたびに、少しずつ演出を変化させているとのこと。下北沢映画祭限定のスペシャルバージョンのこだわりについて、「舞台と映画を合わせたエンターテインメントをつくりあげたかった」という辻凪子監督の想いを語っていただきました。作中で登場する、”4つのピザ”の実物は長野こうへいさんのお手製で、今回の上映で初お披露目となりました。

大森くみこさんからは「現在の活弁上映は100年前ほど昔の映画に声をあてて上映しているので、もしかしたら100年後の未来の弁士さんや女優さんが『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』を活弁上映しているかもしれない。いま会場にいる子どもたちの中に将来、主人公・ジャムを演じる役者さんがいるかも。」とお話を伺い、楽しい想像がふくらみました。

上映中は子どもたちの笑い声も響き、舞台、映画、観客席が一体となるような素敵な鑑賞体験でした。

ご登壇いただいた辻凪子監督、大森くみこさん、天宮遥 さん、長野こうへいさん、黒住尚生さん、ありがとうございました!

【コンペティション結果報告】第14回下北沢映画祭無事終了いたしました

第14回下北沢映画祭は全プログラム終了いたしました。

今年もたくさんのお客様にご来場いただき誠にありがとうございました。

 

 

■コンペティション結果

 

下北沢商店連合会会長賞

「走れ!走れ 走れメロス」(監督:折口慎一郎)

 

小田急電鉄賞

「走れ!走れ 走れメロス」(監督:折口慎一郎)

小田急電鉄賞は副賞として、小田急電鉄株式会社の東北沢駅・下北沢駅・世田谷代田駅の3駅を含む、東北沢駅~世田谷代田駅間の下北線路街での、無償による撮影権限のご提供になります。

撮影の際は小田急電鉄社立会いの下、下記の注意事項を遵守いただいた上で、撮影いただきます。

【副賞に関する注意事項】
・撮影可能な場所、日数、時間帯に制限がございます。
・公序良俗に反する内容の禁止など、撮影内容に制限があり、事前に内容のご相談をいただいた上での撮影になります。
・一般の客様、鉄道運行等に支障の無いようご配慮いただいた上での撮影になります。
・受賞後ご案内させていただく御利用案内をお読みいただき、誓約書をご提出いただきます。

 

京王電鉄賞

「17クラブ」(監督:森 翔太)

京王電鉄賞は副賞として、京王線・京王井の頭線の車両内ヴィジョンで動画を掲出(30秒)されます。

【内容】京王線・京王井の頭線K-DGチャンネル(車両内ヴィジョン)への動画掲出(30秒)

【時期・期間】要調整(期間は4週間程度を予定)

 

観客賞

「走れ!走れ 走れメロス」(監督:折口慎一郎)

 

審査員特別賞

「走れ!走れ 走れメロス」(監督:折口慎一郎)

 

準グランプリ

「17クラブ」(監督:森 翔太)

 

グランプリ

MY HOMETOWN」(監督:古川 葵)

 

 

これにて、第14回下北沢映画祭は全プログラムを終了いたしました。

ご来場いただいた皆様、作品応募していただいた映画監督の皆様、そして応援してくれた皆様、誠にありがとうございました。

また来年お会いできるのを楽しみにしております。

【9/20 クイックレポート】第13回下北沢映画祭コンペティションートークセッション&授賞式

全作品の上映が終わり、トークセッションが始まりました。

 

トークセッションでは、監督お一人ずつに対して審査員からお話をうかがっていきます。
作品が生まれた発想の起点についてや、つくり方、創り手の目線で演出意図を深堀りする鋭い質問も。

 

総評は、ゲスト審査員の行定勲監督からいただきました。

コロナ禍以降、ステイホームで家にこもらざるを得なくなったことで、クリエイターたちが作ることが困難になった。

その空気に寄り添うのか、いや関係ないとするのか、いろいろな捉え方があるが、今だからこそこういうことを見せたい、ということが表現されているものが多かった。

自分が実写映画を撮っているということもあり、全体としては実写もう少し頑張れ、もっといろいろな表現方法を開拓してほしいという気がした。

逆にアニメーションを作っている人たちは、自分の部屋に閉じこもらなければならないという状況について、それに対して向き合ったことによって生まれる強靭なものを感じられた。

社会にとって映画は必要ないという人がいてもしょうがないが、それでも「映画は必要だ」とねじ伏せる力がつくり手の自分の中から出てこないといけない。

そういう力強さについて、自分自身にとっても参考になった映画祭でした。

今回の作品が世の中に伝わっていくことを願うばかりです。

 

授賞式

いよいよ各賞の発表です。

 

下北沢商店連合会会長賞

Yokosuka1953 彼女の、記憶の中の母を探す旅」

 

小田急電鉄賞

ROUTINE

副賞として、東北沢駅・下北沢駅・世田谷代田駅の3駅を含む、東北沢駅~世田谷代田駅間の下北線路街での、無償による撮影権限が提供されます。

小田急電鉄賞は、小田急電鉄株式会社の東北沢駅・下北沢駅・世田谷代田駅の3駅を含む、東北沢駅~世田谷代田駅間の下北線路街での、無償による撮影権限のご提供になります。

撮影の際は当社立会いの下、下記の注意事項を遵守いただいた上で、撮影いただきます。

【副賞に関する注意事項】
・撮影可能な場所、日数、時間帯に制限がございます。
・公序良俗に反する内容の禁止など、撮影内容に制限があり、事前に内容のご相談をいただいた上での撮影になります。
・一般の客様、鉄道運行等に支障の無いようご配慮いただいた上での撮影になります。
・受賞後ご案内させていただく御利用案内をお読みいただき、誓約書をご提出いただきます。

 

京王電鉄賞

「徒然甘々」

副賞として、京王線・京王井の頭線の車両内ヴィジョンで動画を掲出(30秒)されます。

【内容】京王線・京王井の頭線K-DGチャンネル(車両内ヴィジョン)への動画掲出(30秒)

【時期・期間】要調整(期間は1週間程度を予定)

 

観客賞

Yokosuka1953 彼女の、記憶の中の母を探す旅」

 

準グランプリ

「スイソウ」

 

グランプリ

MAHOROBA

グランプリを受賞した鈴木監督は、「タイムマシンに乗って半年前に一人で作っている自分を、トロフィーを持って眺めたい」とコメントしていました。

 

 

これにて、第13回下北沢映画祭は全プログラムを終了いたしました。

ご来場いただいた皆様、作品応募していただいた映画監督の皆様、そして応援してくれた皆様、誠にありがとうございました。

また来年お会いできるのを楽しみにしております。