【10/14 クイックレポート】第11回下北沢映画祭コンペティション(Gプログラム)

第11回下北沢映画祭 最後のプログラムは、コンペティション。
実写、アニメーション、ドキュメンタリーなどジャンルを問わずに公募を行うコンペティション。
応募総数270作品の中からスタッフによる選定を通過した全9作品を上映し、ゲスト審査員によるグランプリと準グランプリのほか、観客の皆さまの投票による観客賞、日本映画専門チャンネル賞、下北沢商店連合会会長賞が決定します。

上映は9作品を三部に分けて、一挙公開。

観客の皆様には観客賞の審査用紙が配られています。
14:00の開演から述べ4時間半の長いプログラムでお客様も真剣に鑑賞いただいています。

各部の最後には、監督と各作品の出演者の方からのご挨拶をいただきました。

 

9作品全て上映が終わり、トークセッションへ。
トークセッションでは審査員が作品を見て気になったところを各監督に質問しました。

トークセッションに登壇いただいたのは、ゲスト審査員の深田 晃司さん(映画監督)、SPOTTED PRODUCTIONS代表・直井 卓俊さん、トリウッド代表・大槻 貴宏さん、映画評論家・轟 夕起夫さん。

ストーリーの由来や、どうしてその撮影手法を選択したのか、という質問など
映画人だからこその掘り下げる質問に、作品への理解が深まります。

最後に、深田監督から全体総評のコメントです。

賞に関わらず、270作品の中から選に残ったことが誇らしいこと。
技術面はどの作品も高かった。
全体の印象として作品の中で歌を使っている作品が多いと感じた。
短編という短い尺の作品では、良くも悪くも主題歌が占める印象の割合が強くなる。
歌も含めて映画ではあるが、主題歌だけでも作品の雰囲気を作れてしまう手法なので
今回歌を使ったなという方は、次作は歌無しでも演出で同じ雰囲気を作ることができるかどうかもトライしてもらいたい。

 

そして、ついに審査結果の発表です!

観客賞は白磯大知監督『中村屋酒店の兄弟』が受賞!

準グランプリは平松 悠監督『ひ なんて、なくなってしまえ!』が受賞しました。

 

グランプリは・・・

大森歩監督の『春』となりました!

同作は、日本映画専門チャンネル賞、下北沢商店連合会会長賞も同時受賞!
なんとトリプル受賞となりました。

 

最後はノミネート監督全員で記念撮影。

終了後はお客様も含めての懇親会で親睦を深め、大いに盛り上がりました。

各監督のさらなるご活躍を確信して、外の寒さに反してタウンホールはアツい夜となりました。
長丁場のプログラムに起こしいただいたお客様、登壇ゲストの皆様、ノミネート監督の皆様、
そしてコンペティション部門にご応募いただいた全ての監督の皆様、誠にありがとうございました!